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2020.02.03

ウイングトラベル

新型肺炎、中国便が6日間で約1万便欠航  

中国定期便10.8%が欠航など影響拡大

 世界の航空会社のフライトデータ分析や需要予測をおこなうシリウムシリウムは2月1日(シンガポール現地時間)、中国・武漢で発生した新型コロナウィルスの影響により、去る1月23日〜28日までのわずか6日間で、約1万便もの中国便が欠航したとの分析結果を発表した。新型コロナウィルスは2月3日現在、中国本土における死者の数が361人を達しており、既に2002年〜2003年にかけて流行したSARS(重症急性呼吸器症候群)による死者数349人を超えたほか、フィリピンでも中国からの観光客が死亡。世界各地で患者が確認されており、影響が拡大を続けている。
 そうしたなかシリウムは、同社の統計では1月23日〜28日にかけて、中国本土を発着する9807便もの定期便が欠航となったとの分析結果を発表。期間中、中国本土では6日間合計で9万607便の国際線・国内線の運航が計画されていたが、定期便全体の実に10.8%に相当する9807便が欠航となったとしている。