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2020.02.04

ウイングトラベル

若者の海外体験促進へ、継続的に取り組む

若者アウト推進実行会議、「ハタチの一歩」継続

 若者の海外体験を促進するため、関係省庁や観光関連業界、経済界、教育界などからなる「若者のアウトバウンド推進実行会議」の第2回会合が、2月3日に開催された。冒頭あいさつした観光庁の奈良和美旅行振興担当参事官は、「2019年は日本人海外旅行者数が史上初の2000万人を突破し、大きなエポックメーキングな年になった。年明け以降、どんどん伸ばそうとしてきたが、新型コロナウイルスへの対策は非常に重要で、政府一丸となって取り組んでいる。観光需要が今後どうなっていくか、非常に注視している」としながらも、「若者の海外体験の促進は、息長く取り組む必要があり、今やれることをやろうということで、本日の会議を開催する」として、旅行市場は新型コロナウイルスによる大きな逆風を受けているものの、若者の海外体験の促進に継続的に取り組む姿勢を示した。
 当日は、2019年度からスタートした「ハタチの一歩」の事業報告をメインに行われたが、前提として奈良参事官は、アウトバウンド政策の位置付けについて、「アウトバウンド促進は、国際感覚の向上や相互理解増進のみならず、例えばインバウンドとアウトバウンドの双方向交流が拡大することで、直行便の拡大や航空路線の拡充等を通じて、インバウンドにも大きく貢献するものとして、しっかり推進する」として、アウトバウンド政策の意義を整理し強調した。

 

※写真=「若者のアウトバウンド推進実行会議」の第2回会合の様子

 

 「ハタチの一歩」、11コースに172名参加
 通常味わえない体験提供、3年間の継続明言
 異文化体験で日本を客観視、多様な価値観学ぶ
 マカオコース参加学生が報告、若者から提案も
 3月に「ハタチの一歩」発表会、金銀銅メダルも
 20年度の訪問先は最終調整中、250名規模
 インスタは女性向け、男性はウェブや知人誘い
 旅行先の決め手異なる、ダイヤモンドビッグ調べ
 初の海外旅行が「小学校」だと海外経験多く
 観光庁調べ、より若い世代から関心高める工夫も

※写真=「ハタチの一歩」マカオコースに参加した学生が登壇し、経験を通じて感じたことなどを発表した