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ノースロップ、牡蠣個体数モニタリングで技術協力
チェサピーク湾財団と協力し、牡蠣生息数回復目指す
ノースロップ・グラマンは1月31日、チェサピーク湾財団(CBF)と協力して、牡蠣モニタリング技術展示会を開催し、CBFの取り組みをアピールしたと発表した。これは、チェサピーク湾の牡蠣の個体数をモニタリングする、低コストで単一のリモートセンシング技術システムをノースロップ・グラマンが作成。システムと運用訓練をCBFに提供するというもので、CBFの掲げる2025年までに100億匹の牡蠣が湾内に生息するようにするという目標の達成を支援するとのこと。
米国ワシントンD.C.の東に広がるチェサピーク湾では、1970年代からの流域の開発によって魚貝類や野生生物、水中植物が減少しており、環境問題解決のためにCBFをはじめとする各種団体が環境保護活動を行っているところ。
ノースロップ・グラマンは、「今回の展示会では取り組みの第1段階が完了し、エンジニアは今後モニタリングにおいて必要とするセンサー技術を決定した」とし、「次の段階では、3DレーザースキャンもしくはLidar技術、音響、水中探査機、ソナーといった革新的リモートセンシング技術を用いてのシステム概念テストを行う」と話す。
また、CBFは「この新しい技術により、CBFの科学者や職員が湾内の牡蠣個体数の復元作業を加速することを願う」と述べている。