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空自、豪州森林火災の国際緊急援助活動を終結
C-130H 2機が器材11トン、人員約600名を輸送
防衛省は2月7日、豪州森林火災に対する国際緊急援助活動を同月8日をもって終結し、従事隊員らは9日には日本に帰国する予定と発表した。
これは昨年からオーストラリアで発生している森林火災に対し、豪州政府からの要請に基づき派遣していた「オーストラリア連邦国際緊急援助空輸隊」などによる国際緊急援助活動。豪州政府から、今後の空輸任務は自国軍で対応可能との旨が日本側に伝えられたことを受け、活動を終結することとなった。
今回の活動では、国際緊急援助空輸隊(隊司令:太田将史1等空佐)が人員約70名、C-130H輸送機2機の体制で活動に従事。豪州・リッチモンド空軍基地を拠点として、車両および消火関連器材延べ11トン、豪州軍人や予備役、消防士、被災者を延べ約600名輸送した。また、豪州政府は今回の自衛隊の支援に対し、高い評価と謝意を示したとのこと。
※写真=豪州森林火災で活躍したC-130H(同型機)