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2020.02.10

WING

三菱重工、41号機目のH-IIAロケットを打ち上げ

情報収集衛星光学7号機を搭載、正常分離に成功

 三菱重工は2月9日10時34分(日本標準時)、種子島宇宙センターから政府の情報収集衛星光学7号機を搭載したH-IIAロケット41号機の打ち上げに成功した。ロケットは計画どおり飛行し、搭載していた情報収集衛星光学7号機を正常に分離することに成功した。
 41号機当初、1月27日に予定していたが、当日は悪天候となることが見込まれたため、翌日に順延。翌28日に打ち上げ準備をしていたところ、機体空調用の地上設備配管からの漏洩により、空調に必要な窒素ガスを供給できないことが判明。その後の調べで配管の腐食が原因であることを確認し、2月6日までに損傷した部品の修理と地上設備の再点検と対策処置を完了していた。
 情報収集衛星光学7号機は外交・防衛といった安全保障や大規模な自然災害などへの対応など危機管理を強化するための政府の衛星。情報収集衛星には光学衛星とレーダ衛星の2種類あり、7号機は光学衛星。・・・