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2020.02.12

ウイングトラベル

日本空港ビル第3四半期、純利益74.1%減

不透明な新型肺炎の影響も通期予想は据置き

 日本空港ビルデングの2020年3月期第3四半期決算(2019年4月1日〜12月31日)は、主に物品販売の売上げが減少したため、売上高が前年同期比1.9%減の2034億5100万円となった。この減収に加え、施設関連費用が増えたことや、不動産取得税など一時費用が発生したため、営業利益が18.8%減の157億6400万円となって、経常利益が15.8%減の149億700万円、四半期純利益が74.1%減の81億6200万円となった。
 通期の業績予想については、継続的に訪日外国人の増加が期待できる一方、コロナウイルスによる新型肺炎の影響で、今後は旅客需要が減退する可能性がある。中国路線は今後さらなる運休など影響拡大が懸念されるところだが、先行きが不透明であるため、予想は変更しない。売上高予想は前期比0.8%増の2757億円、営業利益が25.7%減の167億円、経常利益が25.9%減の151億円、当期純利益が74.9%減の83億円の予想を維持した。