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防衛省、豪緊急援助活動で延べ600人を輸送
車両・機材は11トン運搬、豪との信頼醸成へ
防衛省は、去る2月7日に活動を終了したオーストラリアでの国際緊急援助活動で、派遣した2機のC-130H輸送機の輸送量を発表した。1月15日から開始した活動期間中に、車両および消火関連器材を延べ約11トン輸送したほか、豪軍人、予備役、消防士、被災者などの人員を延べ約600人輸送した。
この援助活動は、拡大する森林火災対応のため、豪政府の要請で実施したもの。差し迫った脅威が緩和した中、豪政府独力で対応可能となったため、活動終了を迎えた。豪側からは、自衛隊の支援に対して高い評価と謝意が示された。日本と豪州は、近年防衛協力を進め、非常に友好的な関係を築いてきたところ。豪側の要請に応じたこの度の援助活動は、さらなる関係の強化に寄与し、信頼関係強化に役立った。