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2018.06.11

WING

ロッキード、米空軍より新超音速ミサイル開発受注

空中発射、通常兵器として開発の第1フェーズ

 ロッキード・マーティンはこのほど、米空軍より新しい極超音速(音速の5倍以上)の空中発射通常ミサイルであるHCSW(Hypersonic Conventional Strike Weapon)の開発を受注した。これは数量/納期未確定の9億2800万ドルの契約で、ロッキードは米空軍に協力して概念設計を開発計画の第1フェーズの作業を行うことになる。米空軍の要求性能に基づきシステム要求事項を確定させていく段階で、ロッキードでは全社的に設計、開発、製造、統合、新などの専門家を集め、米空軍に協力していく。
 このHCSWの開発では米国の主要軍需産業5社が競合して受注を競ったが、ロッキードはその中で超音速飛行物体の開発、飛行経験が最も多く、政府契約による超音速機の開発、飛行試験に何十年も貢献し、同分野の社内投資も怠りなく続けてきたとしている。
 今後、設計、飛行試験、初度生産、初度運用能力におけるシステム開発とフェーズが進められていく。