記事検索はこちらで→
2020.03.10

WING

ANA1月、国際線旅客数は6.7%増の86万9111人

北米・ハワイ旅客数23.3%増、国内線旅客も2.4%増加

 全日空(ANA)は3月9日、1月の旅客輸送実績を発表した。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う影響が本格化する前であることから、国際線旅客数は前年同月比6.7%増加した86万9111人と好調。利用率ベースでも75.8%を確保するなど、高い利用率を維持している。一方、国内線の旅客数も2.4%増加した307万5350人と堅調に増加。利用率ベースでは64.7%だった。
 国際線の座席供給量を示すASK(座席キロ)は11.1%増加した60億6833万4千座席キロと大幅に拡大。需要を示すRPK(旅客キロ)も11.7%増加した45億9687万0千人キロとなっており、需給バランスを上手くとったかたちだ。
 国際線を方面別でみると、全方面で旅客数が前年を上回っており、ASK、RPKともに全方面で拡大することに成功した。とりわけ北米・ホノルル方面が好調で、旅客数は前年比23.3%増加したほか、ASKは13.9%増加、RPKも20.3%増加した。
 国内線のASKは1%減少した43億8309万7千座席キロで、RPKは2%増加した28億3664万5千人キロだった。
 何もANAに限ったものではないが、新型コロナウイルスが各社の実績に影響を本格的にもたらすのは2月実績から。例えば、ANAにおける3月の国内線予約は前年比4割減となるなど、国内線・国際線ともに甚大な影響を受けている様相だ。・・・

 

※写真=ANAの1月実績がまとまった。新型コロナウイルスの影響が本格化する前の実績ということで国際線・国内線ともに堅調な伸びを示す