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ロッキード、レイセオンをF-35の次世代センサ担当に選定
コスト低減、性能向上を達成、2023年度分から納入へ
ロッキード・マーティンはこのほど、F-35戦闘機の次世代DAS(Distributed Aperture System)の開発・製造メーカーにレイセオンを選定したと発表した。ロッキードはサプライヤーの競争入札でレイセオンを選んだ。結果として性能向上とコスト低減が実現する見込みで、第15ロット分のF-35から新DASが適用され、2023年から納入が始まる予定としている。
DASは機体の全周をカバーする6台の赤外線画像センサの画像を合成して、全周の画像情報をパイロットのヘルメット・サイトに表示するセンサ・システム。パイロットは高解像度でリアルタイムの画像を昼夜間、全方位にわたって見ることができる。このため、どの方位、角度の脅威も探知して攻撃可能な、前例のない戦場での状況認識力を得ることができる。
※図=新DASの概要とパフォーマンスを数字を強調して表示している。6ヵ所のカメラで360度の視野を確保する。(提供:ロッキード・マーティン)