防衛省、新型コロナ拡大防止でJPIDD延期へ

防衛協力・交流影響否めず、必要ならテレビ電話利用

　防衛省は3月17日、開催を予定していた日・太平洋島嶼国国防大臣会合（JPIDD）の延期を決定した。当初4月5日開催を予定していたが、新型コロナウイルス感染拡大を防止するため、日を改めて開催することとした。
　河野太郎防衛大臣はこの日の会見で、JPIDD延期をはじめ、東京ディフェンスフォーラム（TDF）の中止など、コロナウイルスの影響により「防衛協力・交流に影響が出ていることは否めない」と述べた。しかしながら「本当に必要ならテレビ会議などでできるので、なるべく影響は最小化したい」と話して、重大な事態には至っていないことを強調した。
　また、世界各国の防衛駐在官に対して、感染防止には細心の注意を払うよう求めるとともに、各国の状況の中で「必要なら帰国させることもあり得る」と述べるなど、帰国に踏み切ることも辞さない考えを示し、感染防止に注意を払うこととした。さらに海外で任務に従事する隊員にも言及した。・・・