原製作所、新型コロナ対策で無料ウェブセミナー

3Dスキャンやリバースエンジニアリングで4月から

　原製作所（長野県上田市）は、新型コロナウイルス対策として、4月から3Dスキャンやリバースエンジニアリングに関する無料のウェブセミナーを開催する。同社はこれまで各地において、設計者や技術者向けの集合型セミナーを開催してきたが、新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、ウェブ上でセミナーを開催することを決めた。
　　原製作所は高精度3Dスキャン・リバースエンジニアリングサービスを手掛けており、主として自動車メーカーや中小企業向けに、古い金型や図面の無い複雑な製品を計測して検査、3DCADデータ化するサービスを提供している。
　原製作所によると、無料で開催するウェブセミナーは、通常の集合型セミナーで実施している2時間半の講習内容を、テーマ別に10分間に分け、全24回のセミナーとする。
　このセミナーを、テレワーク中など外部との接触を避けなければならない設計者や技術者、さらには学生向けに開催する。
　ウェブセミナーの開催にあたって原製作所では、新型コロナウイルスの影響で使用頻度が減少した打合せ用のルームにパソコンやウェブカメラを設置し、簡易スタジオ化。今後は厚生労働省が発表している「時間外労働等改善助成金(テレワークコース)」を活用して、データサーバー、セキュリティーシステムの強化を行い、テレワークを可能とする予定だという。

〔セミナースケジュール：4月分〕※5月以降のスケジュールはホームページに記載
■3Dキャン技術を活用した部品や金型の形状検査
・4月6日(月)11:00〜、16:00〜（再配信：4月9日（木）

■〔実験工程における事象の3Dスキャン&3Dデータ化による状態の形状見える化
・4月20日(月)11:00〜16:00〜（再配信：4月24日（木）

※無料のウェブセミナー受講申込みは原製作所のホームページから可能
https://hara-sss.co.jp/