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2020.04.01

ウイングトラベル

ハナツアージャパン、友愛観光バスの事業休止

従業員は整理解雇、固定資産の売却も検討中

 HANA TOUR JAPAN(ハナツアージャパン)は3月31日開催の取締役会で、連結子会社の友愛観光バスの事業を休止することを決議した。これに伴い、従業員については「遺憾ながら雇用継続は困難」として、整理解雇する予定とした。また、固定資産等の売却についても現在検討中としている。なお、友愛観光バスのホームページによると、従業員数は180名。大阪、東京、千歳、九州、沖縄に営業所を構えていた。
 友愛観光バス(大阪府八尾市西高安町3丁目9番地、代表取締役:李炳燦、資本金7500万円)は、インバウンドを中心とした貸切観光バスの運行や送迎バスの運行を行っていた。しかし、昨年から続く日韓情勢の影響に加えて、新型コロナウイルス感染症の世界的な感染拡大の影響により事業環境が急変しており、経費負担を軽減することが必要と判断し、営業休止を決めた。

 

 ハナツアージャパン、社長が月額報酬50%返上

 ハナツアージャパンは、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う業績改善と内部留保維持のための緊急事態策の一環で、役員報酬の一部返上を行う。代表取締役社長は4月からの3ヶ月間、月額報酬の50%を返上する。

 

※写真=友愛観光バスのホームページ