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2020.04.01

ウイングトラベル

欧州や中韓一部エリアの帰国者全員にPCR検査

水際対策強化、検査判明まで1〜2日待機必要

 政府は新型コロナウイルス感染症の世界的感染拡大を受けて、水際対策を強化している。厚生労働省によると、過去14日以内に欧州24カ国や中国、韓国の一部エリアに渡航歴のある人は、検疫法に基づき空港で検疫官にその旨を申告することが義務付けられており、空港の検疫所で質問票の記入、体温の測定、症状の確認などが求められ、全員にPCR検査が実施される。
 結果が判明するまでの間、自宅、空港内のスペースまたは検疫所が指定した施設等で、結果が判明するまで待機する必要があるが、検査対象者の急増に伴い、空港への到着から入国までに数時間かかるほか、結果判明まで1〜2日程度を要する状況が続いているという。
 過去14日以内に滞在歴がある場合に、検疫所での申告義務付けや、全員にPCR検査が実施される対象国やエリアは以下の通り(3月27日時点)。
▼アイスランド、アイルランド、アンドラ、イタリア、イラン、エストニア、オーストリア、オランダ、サンマリノ、スイス、スウェーデン、スペイン、スロベニア、デンマーク、ドイツ、ノルウェー、バチカン、フランス、ベルギー、ポルトガル、マルタ、モナコ、リヒテンシュタイン、ルクセンブルクの全域
▼中国:湖北省、浙江省
▼大韓民国:大邱広域市、慶尚北道の清道郡、慶山市、安東市、永川市、漆谷郡、義城郡、星州郡、軍威郡