ウイングトラベル
中東とアフリカ航空会社、230億ドル損失予想で危機
IATA、各国政府の緊急支援を要請
国際航空運送協会(IATA)は4月2日(ジュネーブ現地時間)、新型コロナウイルスの感染拡大による影響で、中東地域およびアフリカの航空会社が危機に陥っているとして、緊急的に政府による支援が必要だと訴えた。
IATAが先ごろ発表した新型コロナウイルスの影響に関するシナリオに基づけば、中東とアフリカ地域における今年の損失額は230億米ドル(日本円:2兆5030億円)に達する見通しだ。このうち中東地域が190億ドル(2兆680億円)、アフリカで40億ドル(4350億円)に達する予測だ。IATAによれば、2019年と比較して、今年は中東で39%、アフリカ地域32%の産業収益の減少に相当するとしている。