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2020.04.06

ウイングトラベル

風の旅行社、新型コロナで臨時休業を選択

5月6日まで1カ月間、社員守り再開を期す

 風の旅行社は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、政府、東京都、大阪府からの不急不要の外出自粛の要請が出されたことを受け、感染拡大防止、ならびに同社従業員の安全を考慮し、東京本社と大阪支店を4月6日から5月6日まで臨時休業し、5月7日から通常営業に戻ると発表した。同社は現在、社員の休業を実施することより雇用調整助成金を受けている。
 同社では、既に旅行を申し込んだ人には、担当者からメールや書面で個別に連絡している。今後のツアーの仮予約、問い合わせはウェブサイトで引き続き受け付ける。
 休業期間中も同社はメールマガジン「つむじかぜ」を従来通り毎週木曜日に発行する。また、同社の原優二社長がウェブサイトに「原の休業日記」を同社公式サイトに掲載する。
 原社長は、「長期戦に備えるため、今はできるだけ出血を少なくし、社員が罹患しないようにすることしかできることはない。会社が生きていることを示すためにコロナ休業日記を書く。今は帆を張ったら沈む。我慢が肝心。変なメンツで臨時休業できない会社も多いので、追随してほしいと思っている」と述べ、再開に向けての決断であることを強調した。