IATA、豪州人口匹敵する2500万人の雇用が危機に直面

ジュニアックCEO、各国政府の迅速な支援を要請

　国際航空運送協会（IATA）のアレクサンドル・ドゥ・ジュニアックCEOは4月7日（現地時間）、新型コロナウイルスが航空業界にもたらしている危機について、「どれほど深い影響を与えているかを適切に説明できる言葉はない」とコメント。世界の航空業界がかつてない危機に直面している状況にあることを、あらためて強調。その上で、豪州の人口に匹敵する2500万人もの人々の雇用が危機に晒されていることを強調。各国政府に対して、航空業界に対する金融支援や各種税の軽減など、様々な支援を講じる必要があることを強く訴えた。
　新型コロナウイルスが世界中で猛威を振るい、日本でも7都府県を対象とした1カ月間におよぶ緊急事態宣言が発令。米ジョンズ・ホプキンズ大の集計によれば、新型コロナウイルスによる死者の数が、4月7日の時点で8万人を超え、感染者の数は140万人に達したと集計した。

※写真＝アレクサンドル・ドゥ・ジュニアックCEO（提供:IATA）