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2020.04.10

WING

情報収集の「きりさめ」上陸できない状況も

河野防相「心身とも健康維持できるよう」対応

 河野太郎防衛大臣は4月8日に訪れた海上自衛隊幹部学校で、中東地域の情報収集活動を行うことになる護衛艦「きりさめ」について、世界的に感染が拡大しているコロナウイルス対応の措置として「乗組員のフラストレーションが溜まらないようなことを考えていかなければいけない」として、上陸できない状況でも幅広い年代の隊員が「心身ともに健康維持ができるようなことをしっかりと考えて送り出したい」と述べた。
 「きりさめ」は、すでに情報収集活動水上部隊として任務に就く「たかなみ」の交代要員として、5月上旬ごろに日本を出発する予定だ。この度の派遣では、中東でもコロナウイルスの感染が拡大していることで、入港しても乗員の上陸ができないことも想定されるという。そのため河野大臣は、万が一の対応として、護衛艦内でも十分対応できるよう、準備を図った上で送り出したい考えを示した。
 河野大臣は、仮に艦内で感染者が発生た場合、まず発症者を艦内で隔離することになるという。近隣病院への搬送も視野に入れつつ、最悪の場合には「(日本へ)戻ってくるということも当然最後の選択としてはあろうかと思う」と話した。艦内の隔離施設は、医務室のように空調が全く別になっている施設があり、さらには個人ごとに分けて入れる部屋もある。そのため「隔離用につくっているわけではないが、そういうものをしっかり活用する」ことで、艦内で蔓延しないように準備すると述べた。・・・