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2020.04.10

WING

ボーイング、ロイヤル・ウィングマンが「パワーオン」

年内初飛行向けて開発着々、機能テストなど試験段階に

 ボーイングは4月9日(オーストラリア現地時間)、オーストラリア空軍向けに開発中の無人機システム「ロイヤル・ウィングマン」こと、「ボーイング・エアパワー・チーミング・システム」(ATS)が、これまで組立中だった胴体部分と降着装置の結合を完了したことを発表した。さらに、機体の電源スイッチを初めて入れる「パワー・オン」も完了した。去る2月10日に胴体組立を完了したばかり。年内の初飛行に向けて、開発作業は着々と進行中だ。
 新型コロナウイルスの混乱の最中、ボーイングがこれだけの規模で米国外において初めて開発する航空機「ロイヤル・ウィングマン」の開発作業は、着々と進んでいる様相だ。
 パワー・オンまで作業が進行したことで、各種機能テストや統合試験など、次なる段階へと開発作業は前進することになる。
 ボーイングによれば、「ロイヤル・ウィングマン」のプロトタイプは計3機を製造する計画で、パワー・オンまでのマイルストーンを達成したのは、その初号機にあたる。・・・

 

※写真=ロイヤル・ウィングマンの機体・降着装置結合とパワーオンが完了(提供:ボーイング)