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河野防相、在日米軍と新型コロナ情報共有
防衛省の河野太郎大臣は去る4月14日の会見で、日本に拠点を置く在日米軍の中で新型コロナウイルス感染が拡大していることについて、在日米軍が現在、Cレベルとして「基地司令官の権限も強める態勢をとって、コロナウイルスの感染防止に努めている」と説明した。また在日米軍では、感染者が出た場合には保健所経由で情報を共有しているとして、外務省、防衛省との情報共有が成されていると説明した。
また米軍では、海軍空母内での感染も確認されている。アジア太平洋地域で活動する米軍空母の感染が拡大している中、中国軍の艦艇は挑発的ともいえる動きを見せる。これに河野大臣は、米空母の中で感染者が出ている艦艇が増えているのは事実だとしながら、現時点で「米軍全体の即応性に問題が出ているというレベルではない」という認識を示した。さらに在日米軍では感染防護のため、様々な訓練や会議を取り止めているが、「何かあったときに抑止力に問題があるかと言えば、そういうレベルではない」と、考えを述べた。