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新型コロナ13週目、座席供給減のペースが鈍化
削減座席もはや無し、中国では国内線で回復兆しも
去る1月24日に中国・武漢市が封鎖されて以降、世界が大混乱に陥ってついに13週目。世界各地へ感染が拡大し、パンデミックが発生。各国政府による渡航・入国制限が講じられるなか、世界の航空ネットワークはズタズタに寸断された。その1月24日から数えて13週目にあたる今週、世界の空はどのような状況にあるのか―――。
フライトステータスなどを提供するOAGよれば、航空会社が提供する座席供給量の削減ペースとしては、3月16日以来、もっとも低いレベルで推移した週だったとして、提供座席数の削減ペースが減速したとの認識を示した。これは単に削減することができる提供座席数が航空会社にはあまり残されていないということ。OAGの分析では、そもそも過去4週間に亘って毎週5800万座席もの大量の座席が削減されてきたとのことで、世界各地の多くの市場において、既に座席供給量が15%未満になっていることが、座席削減ペースが鈍化した要因の一つとの見方を示した。
※図1=各地域における1月20日の週以降の座席供給推移(提供:OAG)
※図2=定期便の提供座席数の減少。3月16日の週から急落している(提供:OAG)