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2020.04.23

ウイングトラベル

★政府、GWの旅行自粛、オンライン帰省要請

 専門家提言、全国感染拡大と重症化リスク高い

 政府は4月22日、新型コロナウイルス感染症対策本部を開催し、安倍首相は専門家対策会議の提言を受けて、「今年のゴールデンウィーク(GW)は、例えば実際に帰省するのではなく、ビデオ通話を使用したオンライン帰省を行うなど、外出自粛への協力をぜひお願いしたい」と述べ、GW期間の旅行自粛を重ねて要請した。
 安倍首相は3月20〜22日の3連休で、新型コロナウイルスへの警戒が一部緩み、都道府県をまたいだ帰省や旅行により人の流れが生じ、都市部から地方へと感染が拡大したと考えられる事例も発生したと指摘。GW期間の旅行、遠出、外出に対して専門家からも注意喚起を受けているとして、「人混みに出掛けて自らを接触のリスクにさらしてしまう機会を厳に慎むようお願いする」と強く要請した。
 緊急事態宣言の発出から2週間が経過し、同日の新型コロナウイルス感染症専門家対策会議は、過去2週間の行動変容を踏まえた現状分析と提言を行った。
 その中で、GW期間中の対応については、「伝播が地理的に拡大している状況を鑑み、都道府県境をまたぐか否かに関わらず、人混みに出掛けて自らを接触のリスクに曝してしまう機会を厳に慎むことを求める」とし、オンライン帰省が推奨した。

 

※写真=新型コロナウイルス感染症対策本部で発言する安倍首相

 

※新型コロナウイルス感染症対策専門家会議で示された、人との接触を8割減らす10のポイント