ウイングトラベル
★ANAのGW、国際線予約数は前年比わずか3.9%
国内線予約数も前年の10.9%、内際線共に壊滅
全日空(ANA)が4月22日に発表したゴールデンウィーク期間(4月29日〜5月6日)における予約状況は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う需要の減退などで、国際線、国内線ともに壊滅的なものとなった。国際線の予約数は前年対比でわずか3.9%(96.1%減)。一方の国内線予約数も前年比10.9%(89.1%減)と、わずかな予約数となるなど、本来ならば稼ぎ時であるはずのゴールデンウィーク需要は、脆くも崩れ去ってしまった。
このうち国際線の予約状況は、世界各国政府が講じている入国制限や日本政府による緊急事態宣言などの影響を強く受けて、全方面で需要が大幅に減退。予約数は前年比96.1%減少(前年比:3.9%)した9269名に留まった。提供座席数は運休・減便が相次いでいることから89.4%減少した3万1078席、予約率は50.4ポイント悪化した29.8%となった。
一方、国内線もが外出自粛や緊急事態宣言の影響を受けて全方面で需要が減退。予約数は89.1%減少(前年比:10.9%)した13万2011名となった。提供座席数も運休・減便が相次いでいることから、8.8%減少した134万6919席となり、予約率は72.1ポイント悪化した9.8%となってしまった。
※写真=ANAのゴールデンウィーク予約は壊滅的なものに。新型コロナウイルスの感染拡大による傷口は日に日に大きくなっている