WING
ロシア、装輪装甲車「ブーメラング」輸出へ向けプロモ開始
アフリカや中東、東南アジア、CISなどに約10億ドルの輸出見込む
ロストック傘下で防衛装備品の海外輸出を統括するロソボロネクスポルトは4月23日(ロシア現地時間)、軍事産業会社(VRC)が開発する装輪装甲車両プラットフォーム「ブーメラング」の海外市場向けプロモーションを開始したと発表した。「ブーメラング」は、ロシア軍が装備する装輪装甲車BTRシリーズの代替を図り、様々な派生型のプラットフォームになる様に、ロシア国防省の指示により開発した8輪式の装輪装甲車。ロソボロネクスポルトは、「『ブーメラング』の能力は、他国の戦闘車両に匹敵するか超越している」とし、「既にアフリカや中東、東南アジアおよびCIS諸国が『ブーメラング』に関心を示しており、我々は将来的な輸出額を約10億ドルと見積もっている」と述べている。
「ブーメラング」は、一般的な8輪装輪装甲車と同様の車体左前方の操縦席、右前方のパワーパック区画、中央部の戦闘区画、後方には上部ハッチと後部ドアを兼ねる乗降ランプがある乗員区画を持ち、11名が乗車可能となっている。・・・・。
※写真=ロソボロネクスポルトは装輪装甲車両プラットフォーム「ブーメラング」の海外市場向けプロモーションを開始(提供:ロステック)