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2020.05.12

WING

日印戦闘機共同訓練、新型コロナで実施延期へ

防衛相電話会談で決定、収束後直ちに実施調整

 河野太郎防衛大臣は去る5月8日にインドのラージナート・シン国防大臣と電話会談を行い、日印間の防衛協力・交流などについて意見交換した。その中で、開催を計画していた日印戦闘機共同訓練について、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を考慮して、実施延期を決定した。さらに感染症に対する防衛当局の役割など意見交換を行い、情報および認識を共有するとともに、自由で開かれたインド太平洋強化のため、協力・交流を推進していくことで一致した。
 日印戦闘機共同訓練は、2019年11月に開かれた日印の外務・防衛閣僚による2+2会合で、日本での開催へ向けて調整することとして決定した。この度の電話会談では、同訓練が日印間で行う初の戦闘機訓練であるため、その重要性を考慮するとした。感染症が収束した後、速やかに訓練の調整を再開するとして、日印防衛協力の深化を目に見えるかたちで具体化していく考えで一致した。
 同訓練について、2+2実施後に河野大臣は「日本とインドの防衛協力を対外的に発信する強いメッセージになる」として、強い期待感を示していた。・・・

 

感染症対処で相互に知見共有、強力に交流推進