UAL機、エンジン抽気不具合表示で2度のイレギュラー運航

目的地変更で成田着陸、再運航も再び不具合

　航空局によると5月11日、中国・厦門を飛び立ってサンフランシスコに向かう途中のユナイテッド航空UAL2750便（777-200型機：N783UA）において、エンジンの抽気系統に不具合が発生したことを示す計器表示があったため、その目的地を成田空港に変更するイレギュラー運航が発生した。
　同機は5月11日の13時31分、厦門を離陸してサンフランシスコに向かったが、離陸直後に第1（左側）エンジンの抽気系統に不具合が発生したことを示す計器表示が現れたため、その目的地を成田空港に変更し、16時35分同空港に着陸した。
　同機は点検整備をした後、再運航で成田空港を18時23分に離陸したものの、その直後に再び第1エンジンの抽気系統に不具合が発生したことを示す計器表示が あったため引き返し、19時32分同空港に着陸した。
　なお、同機の搭乗者は6名で、負傷者、機体損壊などはなかった。