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エンブラエル、1-3月期の納入機数はわずか14機
商用旅客機はわずか5機の納入と低迷
エンブラエルが5月12日に発表した2020年第1四半期(1-3月期)の累計納入機数は、わずか14機に留まった。このうち5機が商用旅客機で、残りの9機はエグゼクティブジェットとなっており、エンブラエル史上、もっとも低水準な引き渡しパフォーマンスとなってしまった。
エンブラエルは、「歴史的にみても、1-3月期の納入数は少ない傾向にある」との見方を示しつつ、「とりわけ今年は1月にエンブラエル民間航空機部門の分離が完了したことの影響も受けた」との認識を示した。
エンブラエルはボーイングとの間で、民間機の販売を担うジョイント・ベンチャー設立に向けて動きを進めていたが、あと一歩のところで4月末にプロセスが破談に。ボーイングがエンブラエルに対して、突如として破談を通告したことに対して不満を募らせており、ボーイングを激しく批難した。
ちなみにエンブラエル・エグゼクティブ・ジェットは1-3月期、Phenom 300Eが・・・
※写真=エンブラエルの1-3月期の商用機納入機数はわずか5機。ボーイングとのJV設立向けて民間機部門を分離したことなどが影響したとボーイングへの不満も