ロシア、移動式3軸対空レーダー「59N6-TE」を国際市場に投入へ

中・高高度の超音速目標も捕捉可能、ATCRBS搭載機の識別機能も

　ロステックは5月21日（ロシア現地時間）、傘下で防衛装備品輸出を行っているロソボロネクスポルトが、移動式3軸対空レーダー「59N6-TE」の国際市場投入に向けたプロモーションを開始したと発表した。
　ニジニ・ノヴゴロドに所在する全ロシア電波工学研究所（VNIIRT）製の「59N6-TE」は、中・高高度での運用を想定して設計した純ロシア産のソリッドステート式極超短波レーダーで、高い能力とノイズ耐久性を持ち、極超音速目標のほか、飛行目標および弾道飛行目標も効果的に検出するという。具体的
な能力としては、最大時速8000キロメートルで飛翔する目標を、最大で距離450キロメートル、最大高度200キロメートルまで検出することが出来、電波妨害下でも稼働出来るとのこと。・・・