ウイングトラベル
★豪州、7月には全土で国内旅行が可能に
その後、NZ・太平洋諸国の旅行緩和へ
オーストラリアは新型コロナウイルス感染拡大防止に向けたロードマップが今月公表され、ロックダウンの段階的緩和に向けた方向性が示された。現在は国内各地で衛生対策などが講じられ始めるなど、緩和に向けた動きが加速し始めており、7月中にはオーストラリア全土で自由な旅行が可能となる見通しであるとした。また、この動きにあわせて観光関連事業者は安全・安心な旅行実現のための指針作りに取り組むなど、旅行マーケット再開に向けた準備が進められている状況だという。
JOTCのオンラインセミナーで説明に立ったオーストラリア政府観光局の梅田七海氏はオーストラリア政府が5月8日に「新型コロナウイルスに対する安全な豪州のためのロードマップ」を公表したことを紹介した。
ロードマップは3段階のステップで規制緩和に向けた方向性を示している。ステップ1では屋外の集合は10人までとするほか、州内の旅行を可能とする。ステップ2では屋外の集合を20人までとするほか、一部州外への旅行を可能とする。ステップ3では100人までの集会を可能とするほか、ニュージーランド、太平洋諸国への旅行規制緩和や海外留学生への入国許可緩和を検討することが盛り込まれている。
※写真=JOTCオンラインセミナーで現状を紹介するオーストラリア政府観光局の梅田七海氏