ウイングトラベル
★ACI、空港再開に向けたガイダンスを策定
空港内で旅客への一律健康検査に否定的見解
国際空港評議会(ACI)は5月27日(モントリオール現地時間)、新型コロナウイルスの感染拡大で路線ネットワークの大幅な縮減により甚大な影響を被っている空港が、事業再開に向けた準備を進めるためのガイダンスを取りまとめた。
このなかでACIはポスト・コロナで空港が導入する新たな対策について、医学的根拠に裏付けられ、かつリスクベースに基づく対策であって、結果を重視したものでなければならないとの見解を示しつつ、「空港内における旅客に対する一律の健康診断(検査)を実施することは避けるべき」ことを強調した。さらに、対策の実施にあたっては、各国政府間の調整および責任の明確な定義、渡航者に対する適切な周知などが必要であることにも言及している。
現地状況に応じベストプラクティスをアドバス
各国政府の調和・協調した対策の実施を
ACIがまとめたガイダンスは、航空業界がCOVID-19後の「新たな日常」に向けて準備を進める中で、空港事業再開に向けた初期段階と長期的な回復プロセスの観点の両輪でベストプラクティスの事例およびガイダンスを提供するもの。空港で働くスタッフおよび旅客の安全と信頼を維持しながら、空港の管理と運営のあらゆる側面についての指針を提供するための原則をベースに、より詳細な内容となっている。