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2020.06.11

WING

JAL、7月国際線4540減便、計画比93%減と厳しさ続く

夏ダイヤ4ヵ月間9割超の減便、復便へ慎重姿勢

 日本航空(JAL)は、計画していた7月運航の国際線について、60路線、片道4540便の減便を決定した。新型コロナウイルス感染症の影響による大幅な運休・減便は、ついに7月に突入することになった。JALは当初計画で60路線、片道4898便の運航を計画していたため、それに対する減便率は93%に達することになった。
 この度の措置でJALは、2020年夏期ダイヤの約4ヵ月間連続で、ほとんどの便をストップすることとした。夏期ダイヤ開始の3月29日から7月31日まで減便数の合計が1万8186便に達することになる。各国の出入国制限が引き続き継続される中、感染症の拡大は比較的緩やかになりつつある。JALは母国への規制や外地への赴任、日本経由での第3国移動など、需要動向を見極めつつ、慎重な姿勢で復便に臨む構えだ。
 7月は減便率93%ということで、全方面で大幅に便を減らす。特にオセアニア方面、東アジアの韓国方面、ハワイ・グアム方面は減便率100%。つまり、全路線運休となった。また感染症が中国・武漢から広まったこともあり、アジア地域の減便が特に厳しい。東南アジア方面は1039便を減便するため、減便率が93%となった。・・・

 

国内線、自粛緩和で回復の兆し
6月15-30日の減便率54%、運休15路線再開

 

※図1=7月の北米・欧州方面運航状況(提供:JAL)

※図2=東南アジア・オセアニア方面の運航状況(提供:JAL)

※図3=東アジア方面の運航状況(提供:JAL)

※図4=ハワイ・グアム方面は全路線運休に(提供:JAL)