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2020.06.11

WING

関西エアポート、新型コロナ影響で営業利益8%減

新型コロナ、営利ベースで130億円マイナス影響

 関西エアポートが6月10日に発表した2020年3月期決算(2019年4月1日~20年3月31日)によれば、営業収益は2%減少した2158億円、営業利益は8%減少した524億円、経常利益は11%減少した412億円だった。一方、当期純利益が対前年比13%増加した335億円だった。
 関西エアポートは2020年3月期について、2018年の台風21号からの反動増があったとの認識を示しつつも、2月以降、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けたことに言及。新型コロナウイルスの業績に対する影響について、営業収益ベースでは192億円のマイナス影響が発生したとしているほか、営業利益も130億円押し下げたことを明かした。
 関西エアポートによると、新型コロナウイルス感染拡大の影響で期末に甚大な影響を受けたものの、前期に多額の災害関連損失を計上していたことや、当期に台風被害にかかる多額の保険金を受け取っていたことにより、特別損益が前期と比べて106億円改善。この結果、当期純利益としては前期を13%上回って着地したと説明した。

 

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※写真=期末に拡大した新型コロナウイルス感染症の影響大きく、営業利益ベースで130億円押し下げた