記事検索はこちらで→
2020.06.15

WING

インターステラ、MOMO5号機成功ならず

最高高度は11.5kmに、「今後の開発に大きな前進」

 インターステラテクノロジズは6月14日、北海道大樹町から「MOMO5号機」を打ち上げた。ただ、ロケットは打ち上げから約70秒後にエンジンを手動で緊急停止し、警戒区域に設定していた射点から4キロメートル先の海面に落下した。最高高度は11.5キロメートルだった。
 米国を中心に民間企業が大規模な宇宙開発へと乗り出しつつあるなか、スペースXが開発した「クルードラゴン」が国際宇宙ステーション(ISS)との接続に成功。こうしたなかロケット開発で奮闘する日本の宇宙ベンチャーであるインターステラテクノロジズのロケット打ち上げは、またも宇宙空間には届かなかった。
 ただ、同社は「多くの成果が得られた」ことを強調。「今後のロケット開発に向けて大きな前進となった」と次の打ち上げに向けて前向きな姿勢だ。
 「MOMO5号機」の打ち上げは当初5月2日に予定していたものの、新型コロナウイルスの影響により大樹町からの強い要請を受け打ち上げを延期決定。・・・