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2020.06.15

WING

NAA、空港の感染症対策でOne ID導入急ぐ

セルフ型手続き充実図り、接触機会の低減へ

 成田国際空港会社(NAA)は6月12日、ターミナルビルでの新型コロナウイルス感染症対策として、空港側の取組みと、旅客・空港内事業者に対する要請をまとめた。特に空港側が取り組む今後の対応について、顔認証搭乗手続き「One ID」の導入を急ぐ。さらにこれまでにも導入を進めてきた自動チェックイン機、自動手荷物預け機などのセルフサービス型搭乗手続きについても一層の拡充を図って、搭乗券やパスポートの頻繁な提示をなくして、空港スタッフとの接触機会を極力減らす。
 成田空港は今後、なるべく早くOne IDを導入し、セルフサービス型搭乗手続きを拡充する。これまでにも自動チェックイン機や自動手荷物預け機といったセルフサービス型手続きの導入を進めてきたが、航空会社の協力を得ながら広げるとして、旅客とスタッフが密接する機会を減らす。さらに保安検査場など、混雑が発生しやすい場所では待ち時間の情報提供を行う予定。スマートフォンアプリなどを活用した情報の提示などを検討していて、混雑状況を見計らって利用できるようにする。・・・

 

国内線サーモグラフィ、国指針に応じて検討
行列1メートル以上間隔確保、1席空け座席確保

 

※図=One IDの導入と、セルフサービス型手続きで、スタッフの接触機会を低減する(提供:NAA)