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2020.06.17

WING

米海軍C-40が米領サモアから患者輸送

往路は米領サモア代表の帰還に協力

 米インド太平洋軍は6月12日(米太平洋標準時)、去る6月9日に米領サモアからハワイ・ホノルルまでの患者輸送を、米海軍C-40人員輸送機が実施したと発表した。
 これは米国連邦緊急事態管理庁(FEMA)からの要請を受けてのもの。米領サモアへの民間定期便は、新型コロナウイルス感染症の影響により、3月26日から6月30日までの間運航を停止しており、軍用航空便が唯一の旅客輸送の手段となっていた。
 C-40の飛行にあたっては、米領サモア在住の新型コロナウイルス感染症ではない高齢患者19名と医療関係者13名を乗せたほか、米領サモアで新型コロナ対策に従事していた第44医療旅団の隊員も含め計47名が搭乗。ハワイ・パールハーバーのヒッカム統合基地まで飛行した。また、ハワイから米領サモアまでの往路は、アマタ・C.・レイドワーゲン米領サモア代表が搭乗し、レイドワーゲン代表が米領サモアに帰還することに協力したという。

 

※写真=米海軍C-40人員輸送機が米領サモアからハワイ・ホノルルまで患者輸送を実施した(提供:米インド太平洋軍)