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2020.06.17

WING

BAEシステムズ、英国で800人規模の実習生雇用計画を推進

若年層を雇用、航空・潜水艦事業に大きく人員を配分

 BAEシステムズは6月15日(英国現地時間)、新型コロナウイルス感染症のパンデミック状況下であっても英国内で800人規模の実習生を雇用する計画を推進していくとし、その採用状況を発表した。
 発表によれば、ロックダウン前の今年2月には16歳から19歳までの若年層を対象とした800人の雇用枠に対し9000人以上の応募があったとのことで、現在は新型コロナ対策で仮想面接などを行うことで採用活動を再開して、最終候補者として約2000名が残っている状況だという。
 採用が決まった応募者は、そのほとんどが9月から翌年1月までにBAEシステムズに入社して、航空、海洋、電子システムの各部門の25以上の実習生訓練プログラムからキャリアを開始することになっている。応募者の中には、ランカシャー・ウォートンで「テンペスト」プログラムのための将来航空戦闘技術の開発に従事する者や、カンブリア・バロー=イン=ファーネスでのドレッドノート級弾道ミサイル原子力潜水艦およびグラスゴーでの26型フリゲートの設計・製造にそれぞれ従事する者など、国家的に重要なプログラムに関わっていくことになるとしている。・・・

 

※写真=2020年に採用した実習生の配置先。海軍関係部門と航空部門に大半の人員は配置となる(提供:BAEシステムズ)