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2020.07.08

ウイングトラベル

★航空機の不安拡大、コロナ禍で利用延期も

 IATA「旅行意向失われてないが回復に障害」

 国際航空運送協会(IATA)が7月7日(ジュネーブ現地時間)に発表した最新の世論調査によれば、未だ感染拡大が収まらない新型コロナウイルスの影響で、利用者が航空輸送の利用に対して懸念を大きくしている様相が浮き彫りとなった。
 IATAによる調査の結果、アンケート調査を受けた45%の人々が、パンデミック収束以降、数ヵ月以内に航空輸送を利用した渡航・旅行を再開すると回答した。しかしながら4月に実施した調査では、61%の人々がパンデミック収束から数ヵ月以内に渡航・旅行を再開すると回答していたことを鑑みると、数ヵ月以内の航空利用意向は大きく後退しているかたちだ。
 IATAは「調査結果は総合的にみて、人々の旅行などへの嗜好は失われていないことを示している」としながらも、「新型コロナ危機以前のレベルの旅行に戻るには障害となるものがあることを示している」との見解を明らかにした。

 

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 利用者が空港や機内で感じる不安とは?