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ODK-クリーモフ、RD93MAのチャンバー内試験実施
統一エンジン製造会社(ODK)は7月8日、ODK-クリーモフが開発中の新型エンジンRD93MAのチャンバー内試験を実施すると発表した。試験はP.I.バラノフ記念航空エンジン中央研究所のサーマルチャンバーで行うことになっており、RD93MAの模擬飛行条件下での高速特性を確認する。チャンバー内試験が成功すれば、飛行試験および設計試験を開始することが出来るとしている。
RD93MAは、中国とパキスタンが共同開発したJF-17戦闘機のエンジンRD-93の改良型。自動制御ユニットとしてBARK-93MAを搭載し、ファンや耐熱部品の設計改善などを行い、耐用年数とエンジン推力の増加など、性能特性を改善しているという。また、空中でのエンジン緊急始動モードも追加しているとのこと。
※写真=ODK-クリーモフが開発したRD-93MAエンジンがチャンバー内試験を実施する(提供:ODK)