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UAC、SSJ最新型の慣性航法装置を国産品に置き換えへ
SSJ100試作機に国産品を搭載して飛行試験実施
統一航空機製造会社(UAC)は7月8日(ロシア現地時間)、傘下のイルクートが、スホーイ・スーパージェット(SSJ)100試作機に国産慣性航法装置を搭載して飛行試験を開始したと発表した。
今回実施する試験は、最新型のSSJ(SSJ-NEWプロジェクト)において慣性航法装置を国産品に置き換えるためのもの。モスクワ電子機械・自動化研究所(MIEA)が開発した「BINS-2015」をSSJ100試作機に搭載して、各種試験を実施するとのこと。
現在、リージョナルジェット機のスホーイ・スーパージェットSSJ100型機は外国製の慣性航法装置を搭載しており、ロシアでは国産旅客機における構成部材の国産比率を高めることを目的に、輸入代替措置を推進している。
※写真=SSJ100型機は外国製の慣性航法装置を搭載しており、SSJ-NEWプロジェクトにおいては国産品にする計画だ(提供:UAC)