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ルフトハンザ、リーダポジションを2割削減
管理部門1000人減など再建プログラム承認
ルフトハンザドイツ航空の取締役会は7月9日(現地時間)、新型コロナウイルス感染拡大の影響で財政危機に陥った同社の立て直しに向けた第二次対策となる再建プログラムを承認した。グループ全体のリーダーシップポジションの数を20%削減するとし、とくにルフトハンザドイツ航空の管理部門を1000人削減することを決定。さらに、新型機への投資についても「半減する必要がある」とし、2023年までの導入機数は最大でも80機にまで抑制する。
新型コロナ危機を通じて約95%もの運航便数停止を余儀なくされたルフトハンザドイツ航空は、その財務体質を急速に悪化。ドイツ政府から90億ユーロ(約1兆円)の財政支援を受けることを決定したほか、オーストリア政府、スイス政府からも支援を取り付けている。
巨額の財政支援を受けることによって、当面の危機を回避することができる見通しが立ったものの、一方で巨額の債務負担と利息の支払いを背負うかたちとなっており、「今後数年間は会社に更なる負担を強いる」として、「持続的なコスト削減は避けられない」との見方を示した。
同社は今年6月、新型コロナウイルス感染拡大の影響が長期化していることなどに伴って、・・・・・・。
フリート100機削減、A380など退役前倒し
新型機への投資は半減すべき
取締役会メンバーを縮小
二大ハブのバンドル化も