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露東部軍管区、小火器による初のUAV射撃訓練を実施
ロシア国防省は7月14日(ロシア現地時間)、東部軍管区内のアムール州・ユダヤ自治州・ハバロフスク地方に駐屯する諸兵科連合部隊が、無人航空機(UAV)を模した標的群を小火器で撃破することを目的とした射撃訓練を初めて実施したと発表した。
既報の通り、東部軍管区では射撃訓練場に無人航空機(UAV)を模した標的群を設置し、狙撃兵が訓練を開始していたほか、そのほかの兵士の訓練を開始するとしていたところ。
訓練は偵察ドローンの発見要領や空中移動目標への射撃要領を、航空機タイプやクアッドコプタータイプなどの複数形式を模した移動目標的を射手の前に牽引する形で実施。諸兵科連合部隊は、防御戦闘状況において自動小銃と機関銃によるバースト射撃を塹壕から実施したという。
ロシア国防省は、「UAVに対する新しい訓練は、現代戦および武力紛争経験からの知見、そして陸軍の諸兵科連合部隊の戦術研究に基づいている」としている。
※写真=ドローンを模した目標的。恐らくはゴム状のケーブルを伸ばした反動で飛ばしているものと見られる(提供:ロシア国防省)