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主要8空港周辺をドローン飛行禁止に
ドローンの大小係わらず全ての無人機飛行禁止
国土交通省は7月15日、ドローンなどの小型無人機の飛行を禁止する空港として、新千歳空港、成田空港、羽田空港、中部空港、関西空港、伊丹空港、福岡空港、そして那覇空港の主要8空港を指定した。これは改正小型無人機等飛行禁止法に基づく措置。ちなみに小型無人機等飛行禁止法とは別に、そもそも航空法によって空港周辺や人口集中地区の上空などの空域では、重量が200グラム以上の無人航空機の飛行は原則として禁止となっている。
昨年、関西空港周辺でドローンらしき飛行物体の目撃情報が相次ぎ、滑走路の運用を停止して対応に追われた事案が、計3回あった。その度に一部の便のダイヤに遅れが生じるなど、大きな影響が発生していた。最近でも新千歳空港でドローンの電波を感知し、計9便に遅れが生じた。
諸外国でも空港周辺におけるドローン飛行は度々問題が発生しており、世界各地で規制や対処能力を強化している。空港周辺でドローンを飛ばせば、航空機の安全運航を阻害することのみならず、遅延便や欠航便の発生によって、多大な経済的損失にも繋がりかねない。・・・