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ACI、空港サービス指標に「健康・安全性」項目を追加
新型コロナ感染拡大で評価項目をASQに導入
世界空港評議会は7月14日(モントリオール現地時間)、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、空港サービスレベルのベンチマークとなっている「エアポート・サービス・クオリティ」(ASQ)プログラムにおいて、健康と安全性に関する新たな評価項目を導入したことを発表した。
ACIが実施している「エアポート・サービス・クオリティ」プログラムは、空港を利用する旅客の満足度を測定する世界的プログラム。世界400空港と連携し、空港が顧客に最高の体験を提供するための管理を支援するもの。
新型コロナ危機では、利用者の大幅な減少によって世界各地の空港も深刻な財政的打撃を被っていることのほか、感染症対策に追われている。ただ、ACIでは新型コロナウイルス感染拡大の影響で、世界の空港業界は年末までに46億人の旅客数が減少すると推定するなど、危機感をつのらせている。・・・
※写真=ACIが実施する空港サービスレベルのベンチマークとなっているASQに新型コロナ対策に関する評価項目が盛り込まれることに(提供:ACI)