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2020.07.20

WING

河野防相、9月末にもイージス・アショア代替方針

IAMD方向性も議論、政府で配備停止状況も確認

 河野太郎防衛大臣は7月17日の閣議後会見で、政府としてイージス・アショアの代替策および総合ミサイル防空(IAMD)体制に関する一定の方向性を9月末までに示すと述べた。現在、自民党のプロジェクトチームなどで、配備中止となったイージス・アショアの代替策など議論を進めているところ。その上で「予算に関連するものは概算要求までということが一つの目途」であり、新たな弾道ミサイル防衛(BMD)体制、引いてはIAMDに必要な装備のあり方など、ある程度の内容を概算要求に盛り込む意向だ。
 河野大臣は、最終的には通常12月に行う予算案発表までに方針を盛り込みたいとした。それでも、新たなBMD体制には多額な予算が必要になることが確実視され、概算要求で示すことが当面の目途だとした。2021年度概算要求は、新型コロナウイルスの影響などで時期が9月末にずれ込む見込み。通常よりも1ヵ月遅れとなるが、方向性を示す期限としては「余裕ができた」と話し、新BMDの議論を深めたい考え・・・