WING
米空軍B-1B戦略爆撃機2機がグアムに再展開
グアム到着前に空自戦闘機と共同訓練実施
米太平洋空軍は7月17日(ハワイ現地時間)、B-1B戦略爆撃機が再びグアム・アンダーセン空軍基地に展開したと発表した。今回展開したのは、サウスダコタ州・エルズワース空軍基地第28爆撃航空団第37遠征爆撃飛行隊に所属する2機で、アンダーセン空軍基地にB-1Bが展開するのは今年5月に第7爆撃航空団第9遠征爆撃飛行隊に所属する4機のB-1Bが展開して以来とのこと。
また、7月20日の航空幕僚監部発表によると、2機のB-1Bは米国からグアムへの飛行途上に航空自衛隊の戦闘機部隊と共同訓練を実施。この共同訓練には、第2航空団(千歳)、第5航空団(新田原)、第6航空団(小松)のF-15戦闘機がそれぞれ4機づつ、第8航空団(築城)のF-2戦闘機4機が参加し、編隊航法訓練を実施したという。
航空幕僚監部運用支援課の藤田輝章1等空佐は、「航空自衛隊はこの訓練を通じて、二国間の対応能力およびTTPs(戦術、技術、手順)を着実に強化することに成功した」と今回の共同訓練に関して語り、「我々は、同盟の能力を強化するとともに、脅威を抑止し対抗するための相互運用性を高めるために、二国間訓練を継続していく」と述べている。また、第37遠征爆撃飛行隊長のリンカーン・コールマン中佐は「我々は、太平洋地域のパートナーおよび同盟国と統合し、我々の統合戦闘力を高める機会に発奮している」と語っている。
※写真=米太平洋空軍は、B-1B戦略爆撃機を再びグアム・アンダーセン空軍基地に展開した(提供:米太平洋空軍)
※写真=嘉手納基地・第909空中給油飛行隊所属のKC-135から給油を受けるB-1B(提供:米太平洋空軍)
※写真=7月16日にサウスダコタ州・エルズワース空軍基地を飛び立つB-1B(提供:米太平洋空軍)