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2020.07.20

WING

サブオービタル試験飛行、高度約10kmまでは航空法で許可

高高度のロケットエンジン推進の飛行許可は内閣府所管に

 到達高度100キロメートルに達するサブオービタル試験飛行の許可方針について、「航空法に基づく試験飛行許可については、主に揚力で飛行する高度10キロメートルくらいの範囲で許可する。(そこから上の高高度において)ロケットエンジンで推進する部分については内閣府が検討する」ことが明らかになった。サブオービタル飛行に関する官民協議会が先ごろ開催され、事務局を務める国土交通省が明らかにした。
 高度100キロメートルに達するサブオービタル飛行は、スペースプレーン開発を手掛ける宇宙ベンチャーのPDエアロスペースやスペースウォーカーらが実施に向けて、機体開発を進めている。
 サブオービタル飛行において航空法が適用されないロケットエンジン推進部分を所管することになった内閣府は、「実証実験段階では必要最低限の安全確認を行って頂くことを前提に、実証を実施してもらいたい」とコメント。内閣府が所管する宇宙活動法では・・・

 

様々なビジネスチャンスが膨らむサブオービタル飛行
内閣府所管部分は今後WGで具体的な提示

 

※画像=高度100キロメートルに達するサブオービタル試験飛行の許可における考え方が明らかに。航空機が巡航する高度10キロメートルくらいのところまでは航空法で、それを越えるロケット推進部分は内閣府が所管する。画像はPDエアロスペースの計画(提供:PDエアロスペース)