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河野防相、マレーシア国防大臣と南シナ海認識共有
中国の行為を牽制、平和的解決願う
河野太郎防衛大臣は7月20日、マレーシアのイスマイル・サブリ国防大臣と行った電話会談で、東シナ海・南シナ海を含む地域情勢で意見交換し、引き続き緊密に連携していくことで一致した。河野大臣は、それらの地域で繰り返される力を背景とした一方的な現状変更の試みや、緊張を高める行為に対して強く反対するとし、自由で開かれた海洋秩序の重要性を強調。両大臣は地域情勢に関する考え方を共有するに至った。
マレーシアは南シナ海に面して、中国によるコロナ禍に乗じた行動の影響を受けている。同会談では、地域の安定化に向けた重要性など、双方で確認した。イスマイル・サブリ大臣は河野大臣の意見を聞いた上で、南シナ海の平和や、安全・安定の維持・促進が重要だとした上で、南シナ海に関連する問題は、1982年国連海洋法条約(UNCLOS)を含め国際法の原則に基づき、平和的に解決される必要があることを強調した。・・・