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2020.07.22

WING

ノースロップ、アトラスV用補助ロケットを出荷

GEM63を3基、初の打ち上げは今年後半を予定

 ノースロップ・グラマンは7月21日(ユタ州マグナ現地時間)、ユナイテッド・ローンチ・アライアンス(ULA)が打ち上げるアトラスVロケット用のGEM63補助ロケット3基を、ケープ・カナベラル空軍基地に出荷したと発表した。
 GEM63は、ノースロップ・グラマンが開発している炭素繊維強化エポキシ樹脂で形成した直径63インチの固体燃料ロケット。1基あたり最大37万3000ポンドの推力を発揮し、アトラスVには最大5基のGEM63を取付けることが可能となっている。
 2018年9月から開始したロケットモーターの地上試験では、米空軍およびULAの認証基準を満たしており、今回出荷したGEM63を使用する初の打ち上げは今年後半を予定しているとのこと。

 

※写真=アトラスVロケット用のGEM63補助ロケット3基。初の打ち上げは今年後半を予定している(提供:ノースロップ・グラマン)