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2020.07.22

WING

在日米軍がコロナ感染状況を公表、全国で140人に

沖縄で増加、日本停留時にPCR検査、基地従業員も実施

 河野太郎防衛大臣は7月21日の閣議後会見で、在日米軍が新型コロナウイルス感染者の数を施設・区域ごとに公表することで、米側との調整がまとまったとした。公表する情報は「在日米軍司令部の方で総括し、それぞれの地域でもSNSその他で発表する方向で動くことになる」と説明した。在日米軍司令部がこの日に公表した16日時点の感染状況によると、全国10ヵ所の米軍施設で合計140人の陽性を確認している。そのうち沖縄県では計123人が感染していることが分かった。
 在日米軍では先日、米軍関係者が陽性であることを確認していたにもかかわらず、民間航空機で羽田空港から岩国まで移動していたことが分かった。この関係者は虚偽の報告などを行ってまで航空機に搭乗するなど悪質で、日本では地域関係者も含め、米側へ万全の対応を求め、さらに感染者を明らかにするよう求めていた。
 河野大臣は、在日米軍と協議した感染症防止対策について説明した。・・・