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ODK、PD-35エンジン用複合材ファンブレードを開発
ロステックは7月29日(ロシア現地時間)、統一エンジン製造会社(ODK)がPD-35エンジン用の複合材製のファンブレードを開発したと発表した。
PD-35エンジンは、ODKが開発を進めている高バイパス・高推力のターボファンエンジンで、中露共同開発機であるCR929型機やIl-96-400M型機への搭載を計画している。今回開発した複合材ファンブレードは、PD-35の設定能力を達成するために必要な18の重要技術の中でも特に重要な要素という。
ODKは、「通常のチタン製ブレードから中空のチタン製ブレードに変更することでエンジンユニットの30%重量を削減出来るが、複合材ブレードはさらに30%重量を削減出来る」と説明するとともに、既に最初の試作物を用いたエンジンでベンチテストを開始していると語っている。
※写真=ODKはPD-35エンジン用の複合材製のファンブレードを開発したと発表した(提供:ロステック)